マスク生活で気づく「自分の口臭」

マスクをつける生活が当たり前になってから、「自分の口のニオイが気になる…」という声をよく聞くようになりました。特にこの梅雨の時期、気温と湿度の変化が体調に影響を与えやすく、お口のトラブルも増える季節なのです。

それ、マスクのせいだけじゃない?

マスクをしていると、吐いた息がこもってニオイを強く感じやすくなりますが、実はそれだけではありません。この時期特有の体の変化が、「口臭」の原因になっていることもあります。

ポイントは 唾液の分泌量です。梅雨の時期は気圧や気温の変化、ジメジメによるストレスで自律神経が乱れやすく、唾液の量が減少しがちです。唾液は、お口の中の細菌を洗い流したり、ニオイのもとを中和したりしてくれる「天然のうがい薬」のような存在。これが減ってしまうと、どうしてもニオイが強くなってしまうのです。

舌や歯ぐきも要チェック

口臭の原因は歯の汚れだけではありません。
舌の表面に付着する白っぽい汚れ(舌苔)
歯ぐきの炎症や、進行した歯周病

なども、ニオイのもとになります。

「毎日ちゃんと磨いているのに…」という方でも、舌のケアや歯周病予防をしていなければ、思わぬ原因が隠れていることもあります。

気づけたことは“チャンス”です口臭はとてもデリケートな問題ですが、マスクをしている今だからこそ、自分で気づける貴重なタイミングでもあります。「もしかして…?」と思ったら、恥ずかしがらずに歯科医院にご相談ください。プロによるお口のチェックやクリーニング、舌のケア指導などを通じて、スッキリした毎日を取り戻せるお手伝いができますよ。

ジメジメした季節こそ、口も気分もスッキリと過ごしたいですね。