喫煙と歯周病

歯周病の発症と進行にはさまざまな要因が関与しています。生活習慣要因としては「喫煙」もその一つです。

なぜ、喫煙は歯周病を悪化させるのでしょうか?

 

たばこには三大有害物質(タール・ニコチン・一酸化炭素)をはじめ約200種類もの有害物質が含まれています。これらの有害物質が相まって歯周病は悪化し、治療しても回復に時間がかかると言われています。

ちなみに喫煙者は、非喫煙者に比べて2~8倍歯周病にかからやすいこと、歯周病の治療を受けても治りが悪いことが報告されています。

●ニコチン ・・・ 血管収縮作用

●タール  ・・・ 発がん性物質

●一酸化炭素・・・ 身体の免疫担当細胞低下

 

口は、たばこによる影響を最初に直接的に受ける臓器です。

個人差はありますが、禁煙によって歯ぐきは本来備わっていた免疫力を回復するようになり、歯周病治療によって健康な状態に回復していくと言われています。また、歯や歯ぐきの色素沈着も少しずつ改善されていきます。

(~大阪府 歯と口の健康づくりより~)