歯石のつきやすさの違い
同じように歯磨きしているのに、歯石がつきやすい人とそうでない人がいます。実は、歯石のつきやすさにはいくつかの要因が関係しています。
唾液の質と量
唾液には、口の中をきれいに保つ「自浄作用」があります。唾液が多く流れ、質が良い人は歯石がつきにくい傾向があります。逆に、唾液の分泌が少ない人や、粘り気の強い唾液の人は、プラークが停滞しやすく、歯石がつきやすくなります。
食生活の違い
糖分の多い食事や、酸性の強い飲食物(炭酸飲料や柑橘類など)を頻繁に摂取すると、口腔内のpHバランスが崩れ、歯石がつきやすくなります。一方、食物繊維を多く含む食品(野菜や果物)をよく噛んで食べる人は、唾液の分泌が促進され、歯石がつきにくくなります。
歯並びや噛み合わせ
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部分ができ、汚れが残りやすくなります。そのため、歯石がつきやすくなります。特に下の前歯の裏側や奥歯の噛み合わせ部分は、要注意です。
口腔ケアの習慣
歯磨きの頻度や方法が適切でないと、プラークが残りやすくなり、結果として歯石がつきやすくなります。特に、デンタルフロスや歯間ブラシを使わない人は、歯と歯の間にプラークが溜まりやすく、歯石がつきやすくなります。

歯石がつきやすいかどうかは、「唾液」「食生活」「歯並び」「口腔ケア習慣」などの要因に影響されます。「歯石がつきやすい」と感じる方は、ぜひ日頃のケアを見直してみてくださいね!また定期的な歯科医院での、プロフェッショナルケアもおすすめです。