≪知覚過敏≫

今年の夏も、とても暑かったですね。まだまだ暑い日が続きそうですが、暑い日は冷たい物が欲しくなりますね。冷たい物を飲んだり食べたりして「歯がしみる!」と感じたことはありませんか?その症状「虫歯」ではなく「知覚過敏」かもしれません。

知覚過敏とは何なのか?知覚過敏の原因はなんなのでしょう?

知覚過敏とは・・・
知覚過敏は歯の神経に刺激が伝わりやすくなった結果、歯がしみる病気です。痛みの種類としては虫歯でしみるのと同じ現象なのですが、知覚過敏が生じているのは歯の特殊な構造からきているのです。
知覚過敏の原因は?

歯の痛みを感じる神経は、象牙質という組織に覆われています。これで神経を完全に

保護できていればいいのですが、実はこの象牙質には細かい穴が開いており、

神経への刺激が伝わりやすくなっています。そしてこの上をさらにエナメル質という硬い組織が覆うことで刺激が伝わらないようになっています。例えるなら、「歯」というのはヘルメット(エナメル質)を被って、しみやすい部位を保護しているのです。

虫歯はこのエナメル質を溶かしてしまうので、神経に刺激が伝わります。

これに対して、知覚過敏はこのエナメル質が割れてしまったり、エナメル質で覆えていない部分が露出してしまうことで症状が出てしまうのです。具体的には、歯ぎしりや食いしばりで歯が割れたり、かけたり、すり減ったり、歯茎が下がってしまうことで生じてしまうのです。

昔はこのような症状があれば神経を取っていましたが、今は歯みがき粉や色々なお薬で改善することもあります。

気になる方は、歯科医院を受診することをおすすめします。