CO(シーオー)って何?

歯科医院や学校歯科検診などで、CO(シーオー)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

COは「まだ欠けてはいない初期のむし歯」のことです。

具体的には、歯の溝や歯の表面が茶色や黒、白色に変色していて、

まだ欠けたり穴が開いたりしていない状態の歯を指します。

(検診時は、むし歯かどうか判別が難しい歯もCoと言われることがあります)

「CO」とされた歯は、厳密に言えばむし歯なのですが、治療する必要がありません。

「むし歯なの治療しなくていいの?」という疑問に思う方も多いと思いますが、

COは削ったり詰めたりしなくても、きちんと歯みがきをしていれば治る可能性があるの歯なのです。

 

 

COは、人間が本来持っている「歯の再石灰化の力」で改善できます。もしCOの歯があると言われたら、歯のみがき方や食事・おやつの食べ方に気をつけるようにしてください。 また、歯科医院へかからなくてもよいということにはなっていますが、歯科医院でブラッシングの方法や気をつけることについて指導を受けたり、フッ化物塗布などを利用すれば、再石灰化の効果は高くなることがあります。

 

歯の表面の白斑や、溝の着色は、鏡を見れば自分で気が付くこともあります。

もしお口の中にそういう変化を発見したら、今日から歯みがきをていねいにするよう心掛けてみてください。