左利きさんの歯みがき、実は磨き残しが起きやすい?
8月13日は「左利きの日」です。世界人口の約10%が左利きと言われており、日常生活の中で右利き用に作られた道具に苦労することも多いようです。実は、歯ブラシや歯みがきの指導にも“利き手”が関係していること、ご存じですか?
利き手でみがくと、反対側が雑になりがち
歯みがきは、手の届きやすい側ほど丁寧にみがけるもの。右利きの方なら右上の奥歯や右下の奥歯が特に磨きにくいことが多いです。同じように、左利きの方は左側の奥歯に磨き残しが出やすい傾向があります。
歯ブラシは「持ちやすくて操作しやすい」ものを
市販の歯ブラシは多くの場合、利き手にかかわらず使えるようにデザインされています。とはいえ、実際に使ってみると、「なんとなく手にしっくりこない」「細かく動かしづらい」と感じることもあります。とくに左利きの方は、利き手と歯ブラシの形やサイズとの相性で、奥歯がうまく磨けないといったこともあるかもしれません。
そんな時は、細めのグリップや小さめのヘッドのものを選ぶと、どちらの手でも動かしやすく、磨き残しも防ぎやすくなります。
磨き残しを防ぐには
どちらの利き手でも、磨き残しを防ぐには以下のような工夫が有効です
✅ 鏡を見ながらみがく
✅ 歯ブラシを反対の手でも持ってみる
✅ 定期的に歯科でチェックを受ける
✅ 歯間ブラシやフロスを活用する

とくに利き手に偏った磨きグセは、自分では気づきにくいものです。
歯科医院での専門的なチェックやアドバイスで、磨き残しの傾向を把握することも大切です。