毎月22日は禁煙の日
日本循環器学会をはじめとした32の医科歯科系学会(2022年4月現在)が参加する禁煙推進学術ネットワークは、「毎月22日は“禁煙の日”。スワンスワン(吸わん吸わん)で禁煙を!」をスローガンに、毎月22日を「禁煙の日」に制定し活動をしています。1年に1日の特別な日(毎年5月31日は世界禁煙デー)だけでなく、もう少し身近に喫煙の害と禁煙の大切さを知って実際に行動してほしいと考えから、毎月22日を禁煙の日としたそうです。
タバコは身体に良くないということは、誰でも知っていると思います。もちろん喫煙者も知っているはずだと思います。さらに喫煙は口の中にまで影響を与え、歯周病のリスクを上げることが分かっています。
タバコと歯周病の関連性について、いまいちピンとこない人も多いでしょう。喫煙者が歯周病を発症する可能性は非喫煙者より高く、発症した場合は、症状がより重度になるため、治療が難しくなります。また、タバコを吸う本数が多く、喫煙年数が長いほど、歯周病を発症する可能性はさらには高くなります。日本臨床歯周学会によると、1日10本以上のタバコを日常的に吸っている人は、タバコを吸わない人の5倍以上も歯周病のリスクが上がるといわれています。
禁煙することはお口の健康だけでなく、全身の健康にとっても大きな効果をもたらしてくれます。
歯周病だけではなく、他の合併症と呼ばれる大きな病気を防ぐことにも繋がり、周りの人への健康被害も防ぐことができますので、ぜひ禁煙にチャレンジしたみてはいかがですか?